音楽/舞台芸術– category –
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ノイマルクト劇場&市原佐都子/Q《Madama Butterfly》
音楽/舞台芸術昨夜、久しぶりに演劇を観に行った。日常的に観劇するタイプの大人になりたいと思いながらもなかなか観に行く習慣がつかない。だからとても久しぶり。何年ぶりだか忘れてしまうくらい。実はこの夏にマームとジプシーの《cocoon》を観に行こうと思っていた... -
心地よい地獄
音楽/舞台芸術ずっと薄々気付いてはいたものの目を瞑ってきて、でも昨日やっとまっすぐ自覚したのは、よりよい音楽をしようと思うほどに自分は、度量が狭く、不寛容で、閉鎖的になってしまっているのではないかということだ。 たとえば自分の音程感覚が少し研ぎ澄まされ... -
繰り返しの一部となること
音楽/舞台芸術大フィルの第549回定期。指揮は大山平一郎、ヴァイオリン独奏は金川真弓。 聴き始める前は芥川とショスタコーヴィチを楽しみにしていたが、そのあいだに挟まれたブラームスのヴァイオリン協奏曲が本当に凄まじく、わたしにとっては本日のメインとなった。 ... -
新世紀エヴァンゲリオンとクラシック音楽(1)ベートーヴェン「第九」第4楽章(前編…「渚カヲルの主題」を追う)
音楽/舞台芸術アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズでは、クラシック音楽が非常に印象的なかたちで使われています。そこで、エヴァの各シーンでなぜそのクラシック曲が使われているのか、なぜその選曲がハマっているのかを考える企画を始めました。 企画の趣旨を詳... -
新世紀エヴァンゲリオンとクラシック音楽(0)まえがき
音楽/舞台芸術2021年、「エヴァンゲリオン」が終劇しました。 わたしはまったくもって、熱心なファンではありませんでした。エヴァはなんというか、単なる空気のようなものでした。別にアニメが好きだったわけでもないけれど、なぜかエヴァは「当然観るもの」としてそこ... -
大阪フィルハーモニー交響楽団 第547回定期演奏会
音楽/舞台芸術(アイキャッチは、セルフもぎりに失敗したようす。最近は感染予防のためにチケットを自分でもぎります) 昨シーズンに続き、今シーズンも大フィルの定期会員を継続。昨日、今シーズン初の定期演奏会に足を運んだ。毎月必ず1回は生演奏が聴けるようにして... -
DSCH
音楽/舞台芸術大学時代の中のどこかで、ショスタコーヴィチの10番をやたら聴いていた時期があった気がするのだけれど、それがいつなのか、そして何をきっかけとしてあんなに毎日レ♭ミドシだったのか、何も思い出せない。 ただ、昨日インバル・大フィルの演奏を聴いて思... -
限りなく、とこしえに蒼く
音楽/舞台芸術先週金曜、コンサートでマーラーの《大地の歌》を聴いた。わかんないところもあったけれど一番最後の部分は言っていることがよくわかる。自分が死んでもこの大地、自然、吹き抜ける風etc.は存在し続けると思うことで救われる気持ち。清々しい救済。 かつて... -
政治的無関心
音楽/舞台芸術19世紀前半には進歩主義的な態度をとっていたロマン派の作曲家たちが1848年あたりを境にして革命に背を向け、政治について無関心な態度をとるようになっていった、という話を読んだ。まあこれは、当時の中産階級全体の傾向でもあるし、当たり前のことだと... -
久々の演奏会本番を終えて
音楽/舞台芸術先週末、久しぶりの本番があった。コロナ禍であらゆる演奏会が中止か延期になる中、唯一開催までこぎつけた室内楽の演奏会である。ステージ上の人数が少なく済むこと、そして原則として観客を呼ばないことでなんとか実現した本番だ。久しぶりのステージは... -
大阪フィルハーモニー交響楽団 第539回定期演奏会
音楽/舞台芸術「そういえば、世界には空気があったし、わたしたちには身体があったんだったな」 何か月ぶりかに聴きに来た、「本物」の――つまりオンラインでなくリアルの――演奏会の1曲目、ベートーヴェンの第4交響曲の初め4つの音が鳴る間に、突然そのことを思い出した... -
ビリー・アイリッシュを流さないと家事ができない
音楽/舞台芸術グラミー賞のことでビリー・アイリッシュの話題がTwitterのタイムラインにちらほら流れてくる。おめでとうございます。 米グラミー賞、18歳ビリー・アイリッシュが5冠 ブライアント選手の追悼も - BBCニュースhttps://www.bbc.com/japanese/51259695 http...
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