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2020/05/04

朝起きてまずやったのはオムレツづくりの練習。Youtubeでシェフが焼き方や巻き方を解説している動画を見て、そこで紹介されていたとおりにタオルを使ってトントンの練習をしたあと、いつものフライパンで実践。練習したところはよくできたけど、かきまぜが不十分または遅すぎて表面がぼこぼこしちゃった。オムレツってスピード勝負の料理なんだな。焼きながら考えている暇がないので、何回も練習して、身体に覚えてもらわないといけないのか。

隔離式濃厚接触室に入ったあと、ベランダのお花を見ていただけでもうお昼になっていて、うどんを食べた。食べ終わったくらいからものすごく気持ち悪くなって、夏バテかなあと思う。最近暑いし。どうにも身体がしんどいので気分まで落ち込んできて、自分を励ますためにマニキュア塗ったら余計につらくなってしまった。ぐったりしていたら同居人が公園までのお散歩に誘ってくれる。今朝わたしが、身体を動かしたいなあと言っていたのを覚えていてくれたのか。思い切って行ってみよう、少し歩けばましになるかもしれない、と外に出てみるけれどなんだか身体が動かない。いつもの4分の1くらいの速さでしか歩くことができない。身体がしびれてうまく動かせないのだ。またこれか〜、っていう感じ。昔、高野の交差点を歩いている途中に半身だけがどうにも動かせなくなって、いろんな病院を巡ったけれどどこにも異常がなく、結局かかりつけの精神科でこれは解離の一種なんだよって教えてもらった、あのときと同じ症状だ。前に進みたくない、と思っているわたしがいるのだろうか。いるのだろうね。いないわけがない、とすら思う。でもこれは客観的な意見にすぎない。自分自身として主観的にそう感じることは一切できていない。自分という容れ物がとても空虚だ。

ぶじ公園についたものの、そこにいる小学生たちが眩しくて怯んでしまう。自分があれくらいの年齢だった頃のことを思い出すーーかろうじてまだ死にたくなかった時代、明日が来るのが楽しみだった最後の時代のことを。でも、戻りたいとは決して思えない。今振り返れば当時の暮らしはじゅうぶんに地獄な気がするから。もっとちゃんと普通のノスタルジーに浸れるのであればどんなによいだろうか。彼らを見ないように気をつけながら遠回りしてブランコに乗る。ジェットコースターみたいに胃がぐわんとなる。昔みたいに飛び降りることなんてとてもじゃないけど不可能になっていることに気がつく。臆病で貧弱になった自分。すべりだいをやってみたくて階段をのぼるけど、こわくて滑り出すことができず、さっきのぼってきた階段をつかって降りた。地に足がついていない気がする。常に浮いている感じがする。日差しが痛すぎて日陰のベンチに座る。たのしいね、という子どもの声が聞こえる。わたしはぜんぜん楽しくないよ、楽しめなくなってしまったみたい。気がついたら涙がとまらなくなっていた。サングラスを持ってきてよかったな。そのまま家に帰ったのだと思う。気がついたらベッドで夕方を迎えていた。長い間寝ていたみたいだ。1度めに目覚めてからしばらく、ここがどこなのか思い出すことができなかった。今日の今までや昨日やおとついや、自分の名前を思い出そうとすると、頭が痛くて死にそうになったあと、ふたたび眠り込んでしまう。そうしてもう何度寝かわからないくらいになった頃、徐々に、しかし急激に視界が鮮明になって、ようやく現在に戻ってきた。

晩ごはんの用意に参加することができて少し自己肯定感が高まったけれど、食べている最中に椅子に座っているのがやっぱりめちゃくちゃしんどくてテンションが下がる。精神的なものが原因で身体がうまくコントロールできなくなっているのだが、姿勢がぜんぜん保てないことでさらに心もぐじゃぐじゃになって完全に悪循環。せっかくの連休に寝ているほかないのは悔しいな。ちょっとスプラトゥーンをしてみたけどゲーム内の身体もうまく動かなくなっていてウケる。目の前の相手をぜんぜん倒せないし、何回も水に落ちてしまった。

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