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2020/04/30

昨日書いたような欲望そのままの夢を見た。どんよりした日常から逃げ出そうとして、結局つかまって最悪な目に遭う夢。どこかで飲もうってことになったけれどなかなかお店が決まらず、結局、できれば入りたくないなあって感じの、まったく清潔感のない居酒屋に入ることになる。隣のテーブルに、鶏をただまるごと茹でたものが鍋ごと置かれる。おいしそうじゃない。そこに常連客らしいおじさんがやってきてワインを頼む。店の人が、外出自粛の影響で客の入りが少ないからできればワイン開けたくないんよ〜みたいなことを言って、おじさんが、俺はいつも店に来てやってるのになんやその態度は?みたいな感じで怒る。そのやりとりを見ているうちになんか全部にむしゃくしゃして大声を出してキレたところで目が覚めた。

気を取り直して、モーニングを食べに行った。全テーブルのまんなかにアクリル板が置かれていた。たった1枚の透明な板があるだけで目の前の相手がこんなにも遠く感じるとは思わなかった。これだったら画面越しのビデオ通話のほうが近い感じがする。これまでいろんなところで見た、透明な板を使ったオブジェたちを思い出した。何を言っても届かない、まるで水中で必死に話しているような感覚。絶望的な孤独の中、見事な茹で加減の卵を咀嚼する。苦しい。

家に帰ってから、やるべきことを粛々とやった。その間に同居人がシャツを縫い上げていた。きれいにできていたし似合ってた。すごいな。

晩御飯にはお好み焼きをつくった。ねぎを生地の中にたくさん入れた。久しぶりのソース味、おいしかった。

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