基本的にわたしは、何かが延々と続いてゆくということに対して悲観的です。
人生についてもそうだし、たとえば学校や仕事についてもそう。
登校や出勤の途中、不意に「あれ?これが明日も明後日も明々後日も、その先もずっと何年も続くのかな?」と思ってしまい、そのまま足が止まって、しばらくぼーっとしたあとようやく休む連絡をするみたいなことが何回もありました。そのまま長い間休んだり辞めたりしたことも何回かあります。
わたしのこれはもっと細かい、たとえばひとつの作業についても発揮されてしまうことがあり、そうすると本当にいつまで経っても作業が終わらなくて、ただ時間がすぎるのを見ているみたいな、めちゃくちゃつらい状況になってしまいます。
この性質のせいでいくつの目標を諦めてきたのだろう、と思うと悔しく、または寂しくなってきます。
でもわたしは最近、自分のこの弱点を、すくなくとも小さな作業においてはマシにできるかもしれない技術に出会いました。
それは「ポモドーロテクニック」です!
ポモドーロ、名前は可愛い、でも憎い
「ポモドーロ」とはイタリア語でトマトのこと。
このテクニックはタイマーを使うのだけれど、考案者が昔使っていたキッチンタイマーがトマト型だったことから名付けられたそうです。
↑こんなんかな。
とにかく可愛らしい名を持つ「ポモドーロテクニック」、これは時間管理術のひとつです。
25分作業するごとに5分の休憩を取ることで、集中力を保つテクニックです。
実はこのテクニックのこと、わたしは何かの記事で読んでずっと前から知っていました。
が、自己を啓発させられそうな雰囲気がなんとなく好きになれず、使おうという気持ちにならないまま忘れてしまっていたのでした。
しかしそんなわたしに転機が!
すばらしいアプリとの出会い
思わず「ありがとう」と言ってしまうアプリ。
そんなアプリとの出会いを、わたしは過去に2度ほど経験しています。
1度目は「聞いてよ! くまさん」との、2度目は「継続する技術」との出会いです。
そしてこのたび、3度目が訪れました。
ポモドーロテクニックを実践できるアプリ、
「集中」……出会ってしまいました。
「集中」アプリ、すごい
このアプリ使ったら、まじで集中できるんです。本当に。すごすぎる。
最初わたしは何も考えずにとりあえずこのアプリを使って、「なにこれ魔法……?」となり、その後レビューとかを見て「これがポモドーロテクニックじゃん」となりました。
※ちなみにこの「集中」というアプリ、「継続する技術」と同じ方が開発していらっしゃるんですよ。戸田大介さん、なんてありがたい存在なんだ……
作っててよかった!!! pic.twitter.com/WNE59DJOuy
— 戸田大介@アプリ開発をする人 (@todayske) 2019年5月12日
↑わかる、わかるぞ……!
もうこの時点で記事読むのやめてすぐダウンロードして試してほしいんだけど、まあ一応わたしなりのお気に入りポイントを紹介しておきますね。
すごさ1:ポモドーロテクニックが実践できる、なのにうざくない
冒頭で少し述べたように、わたしの頭の中には「自己啓発を促されるのは最悪」という思考回路があり、そして「ポモドーロテクニックはなんか知らんけど自己啓発してそうな人らが使ってる、うざい」という偏見がありました。そして「わたしは効率悪くていいわ」みたいなひねくれ方をしていたわけです。
でも「集中」は違う。うざくないどころか、めちゃくちゃ優しく、ゆるい。
水色のピクトさんが、様々に手を尽くして応援してくれますよ。
↑作業が終わって休憩を勧めてくれるときのピクトさん。
(この3つ以外にもパターンがめっちゃある)
↑あえて目を背けるということを、体を張って教えてくれるピクトさん。
こんなふうに「集中のコツ」が読める機能もある。
あれほど避けていた意識高そうなポモドーロテクニックを、意識レベル最低生物の自分でも実践できたんですから、まじですごい。
25分って思うとなぜか頑張れるんですよね……なんでなの?
意地でも効率的に作業してやろう、みたいな気分になり、当社比ですが異常に早く作業が終わってしまいます。
このアプリでは作業時間終了時に集中度を3段階評価できるようになっていて、あとで作業時間を内容別&集中度別に振り返ることができます。便利!
すごさ2:通知のされ方がかなり良い
このアプリ、25分なら25分経った時に通知をしてくれるのだけれど、その通知に工夫がなされています。
アプリを閉じているとき、通知が「たくさん」来るんです。
これはもちろん休憩終了時にも同じです。たくさん通知が来ると気づく、というか、5回くらい通知が来ないと意外と気づかない(か、気づいていないふりをしてしまう)のですね、これは発見でした。
しかも、デフォルトの通知音はウグイスの声(音声は1回しか鳴らないけど、けっこう長い間鳴いてくれる)。
どうやってこれを思いついたのかわからないけど、絶妙な音声なんですよ。
作業→休憩のときはほっとするし、休憩→作業のときは「まあ戻ってやってもいいかな〜」みたいな気持ちになれる。
そして極めつけは、通知の文章、これが本当に良いのです。
なんと形容したら良さが伝わるのかわからない。めちゃくちゃやわらかい松岡修造(?)といったところかな……
これはダウンロードして確認してください本当に。お願いします。
すごさ3:作業時間と休憩時間に選択の余地がある
このアプリ、ポモドーロの基本形「作業25分+休憩5分」以外にもいろいろなパターンで使えるのもいいところ。
デフォルトで用意されているパターンは以下のとおりです。
<集中する>
・10分「まずは始める」
・25分「短くスパッと集中」
・60分「しっかり長めに」
<休憩する>
・3分「春の夜の夢の如く休む」
・5分「どん兵衛ができる程度に休む」
・10分「小学校の休み時間くらい休む」
小学校の休み時間、10分間だったなあ確かに。
そしてその10分の間に靴を履き替えて校庭に出ていって遊んでいたんですよね。
それが今となっては……10分間ってめちゃくちゃ短いですよ!? 最初にこのアプリの10分休憩を使った時、あまりに一瞬でウグイスが鳴いたので「これがわたしの作業が遅い原因だったのか」ってすぐ理解できてしまいました……
このアプリでは、タイマーは上記の6種類に加えて自分で自由に設定できるし、ラベル(「まずは始める」とかの部分)も自分で設定できるようになっています。
すごさ4:無料・無広告
無料です。しかも広告なしです。すごいです。
そのかわりに寄付ページがあって、それがこちら。
http://bondavi.jp/donate/
このページの、「寄付以外の嬉しいこと」の中に
・「あいつのアプリ超かっこいいよ」と絶妙なタイミングで友達にさりげなく言う
というのがあったので、わたしは今この記事を書いています。
「集中」使ってみてください
頑張って紹介しようとしてみたけれど、「すごい」としか言えなかった気がしますね。
わたし、アプリのアフィリエイト登録してなくてここからダウンロードしてもらっても一銭も儲からないんですけれど(キッチンタイマーを買ってくれたら数円は儲かる)、でもぜひ今すぐダウンロードして使ってみてください。
そして、使ってみて「いいな〜」って感じだったら、周りの人にもおすすめしてあげてくださいね。
ではでは!