さみしい

蝉がずっと鳴いている。家の中は虚しいほど涼しく、空気の存在感が薄くて何もしたくない。昨日がんばって人と話したから今日は身体が動かせない。今日のうちにやらなくてはと思っていることがあるのに未だにベッドから抜け出せない。

数時間前に朝食とお弁当を作ったのが一年前くらいの出来事に思える。自分ではないだれかがやってくれたことのような。夢の中のような手触りがある。

家の外にある何にも価値が見出せない気がする。誰もどこにも行かないでそばにいて。お金がなくなってお腹が空いて動けなくなって滅びたい。そんなこと本当には経験するわけがないとどこかで感じているからこそ持つことのできる欲求だ。あさましい自分。

汚い自殺をするか汚い生を続けるかしか選べないのだと気付き直して苦しみに襲われる。こういう日の到来をどんなに努力しても拒むことができない。諦めたくないと思っていた2、3日前の気持ちを思い出しても力なく笑うことしかできずにいる。お前はなんて馬鹿だったんだ、絶望を捨てようとしていたとは。

わたしが眠るのを見守っていてください。わたしよりあとに眠ってください。わたしをこの世界に置いていかないで! きっとこれのバリエーションに過ぎなかったのだ、わたしがいつまで経ってもすぐに死んでしまおうとするのは。

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