新幹線の車内で暇を持て余しています。持ってくる本のチョイスをミスって行きの半分くらいの時点で既に読み切ってしまい、他にやることもないので、この記事を書いています。
昨日は今シーズンになって初めて蝉の声を聞きました。夏!
夏の休日といえばそうめんです。
我が家では今年も揖保乃糸の「特級・ひね」を買いました。
「特級」というのは、上級よりも少し麺が細いものです。
手延素麺という名の通り、揖保乃糸は職人さんの手で延ばして作られています。棒に麺を引っ掛けて、それを少しずつ延ばして長くしたものを乾燥させ、食べやすい長さにカットしたものが売り場に並んでる素麺です(この延ばし作業のときに棒に引っかかって三味線のばちのように平らになる部分が「そうめんばち」で、かなり美味しい部分です)
細くするほど切れやすくなるので、より細く延ばすためにはより高い技術が必要です。
▼詳しい作り方はここにあります
http://www.ibonoito.or.jp/feature/work.html
上級と特級の直径の差は約0.1〜0.2mmしかありません。しかしこれが重要で……やっぱり上級より特級のほうがだんぜん美味しいと思います。すこしだけ高いけど特級を買います。
揖保乃糸には、特級よりも更に細い「三神」というランクがあります。これは揖保乃糸の組合が選抜指定した数軒の熟練した製造者にしか作れないレア品で、かなり高級です。わたしには、まだ経験がありません……食べてみたい!
そして「ひね」というのは、1年寝かせた素麺のことです。漢字だと「古」です。熟成させることでもっちりします。
つまり特級ひねというのは「すこし細くてもっちり」してるんです。字面だけで美味しそうですね。実際に美味しいです。
ひねかひねでないかは好みだと思いますが、上級しか食べたことない人には一度でいいから特級を食べてみてほしいな。ふるさと納税にもあるよ!
そうめんを買うときには直径に注目してほしいです。直径が少しでも変わると完全に違うものになります。スパゲティとスパゲッティーニの差よりも違いが激しいような気がする……ちなみに「ひやむぎ」っていうのは極太そうめんで、これは歯ごたえがあってまた別の美味しさです。
そうめんってあらゆる料理の中でもかなり簡単にできる部類のものだと思うんですけど、わたしは昔つねにデパスかレンドルミンかマイスリーを飲んでた頃に彼氏の家でそうめんを茹でたら、ひとつの大きな小麦粉の塊が出来上がってたことがあるらしいです(記憶なし)
皆さんも平常な状態で茹でてください。
特級は上級より茹で時間を30秒少なくすると良いです。
そろそろ下車しますので、このへんで。
みなさま今年も良い夏を!