珈琲レポです。3月の中旬に買っていた豆なのだけれど、今まで更新をさぼっていました。
この「焙煎工房タイムリー」は、わたしがコーヒーにハマるきっかけを作ってくれたお店。
確か、熱帯食堂にごはんを食べに行ったときかな? 何かの通り道にあって、ちょうどコーヒーを切らしていたのでなんとなく寄ってみたのがはじまりだったと思う。
初心者にもとても親切にアドバイスしてくださり、その場で適切に焙煎してくださって、待ち時間には美味しいコーヒーが一杯サービスされる。そして豆はとてもお安い。そんな素敵なお店なので、その後何度も豆を買いに通っています(カフェメニューもあったと思います)。
ここで最初に豆を買ったときからコーヒーノートをつけはじめていて、その1ページ目の記録が2017年8月のようです。
もう2年近くも前のことかとちょっとクラっとしました…笑
これからも通いたい場所です。
◆ DETAIL
・商品名:ドミニカ ラミレス農園ナチュラル
・購入店:焙煎工房タイムリー高槻店
・原産国:ドミニカ共和国(地域:シバオ)
・農園:ラミレス農園
・製法:ナチュラル
・焙煎:中深煎りくらい?
・お店による説明:スッキリとした酸味とコクに加えて甘みの強さが特徴。
◆ TASTING NOTE
▷ 珈琲の正式なテイスティング法ではなく、普通に飲むために淹れて感じたことのメモです
▷ ハンドドリップ(フィルター:KONO 名門 MDK21)
▷ 26(10+8+8)g、3杯分
▷ WEDGWOOD 「リー」型のカップ
外観
・ふちが赤みがかった、濃い茶〜黒色。
香り
・ふくよかな甘い香り。
・いちご系の熟れたベリーと、濃いチョコレート。
・それに加えて、甘めの柑橘類の印象。
味わい
・まろやかなアタック。
・オリーブオイルのような味!? 香ばしさとナッツのような苦味、鼻に抜けるような酸味と甘味が複雑に絡み合っている。
・余韻にかけての味わいの伸びがよい。香りと味わいの中心にあるうまみやコクが綺麗になめらかに伸びてゆく感じ。
全体の印象
・複雑な印象。
・複雑でありながらもオリーブオイル的なこの独特の味がフードフレンドリーな気もして不思議。
◆ MEMO
いつものことながら、出典はこの本です↓
ドミニカ共和国でのコーヒー栽培の歴史
1735年にコーヒーが伝えられた。当時、この地域はスペイン植民地。
18世紀末には砂糖とコーヒーが重要な作物となったが、これらの栽培は1791年のハイチ革命まで奴隷制度に大きく依存していた。
国内消費が多い
ドミニカ共和国ではコーヒーの国内消費率が高い。よって国内市場で他国のコーヒーとの競合が起きないため全体の品質の低下をもたらしているとの見解もある。
輸出用コーヒーでは、2001年以来有機栽培が増えている。
「カフェ・デ・バルデシア」
最初にコーヒー生産が根付いたとされる南部のバルデシア地域にて、産地名を守るために販売された銘柄(2010年〜)。
トレーサビリティー
あまり明確な方ではなく、通常は農園までしか遡れない。
格付けは豆のサイズに基づくことが多く「スプレモ」のコーヒーは上質とされるが、味わいに基づく評価ではない。
ドミニカ共和国はカリブ海に浮かぶ島ですね。
今回のラミレス農園があるのはシバオ・アルトゥーラ地域。これはシバオという地域の中で標高の高い地区のことを指すそうです。
シバオではコーヒーとともにコメやカカオも重要な作物だとか。コーヒーとコメって同じところで育つんだね〜。
どんなお米なんだろう、と思って検索してたらJICAの報告書(2017年のもの)がヒットしました。米についてはあまりわからないけれど、国の情報がちょっとつかめるような資料、かもしれません。
ドミニカ共和国北シバオ地域における地方自治体計画策定能力強化プロジェクト 詳細計画策定調査 報告書
こうしてコーヒーのことを調べていると、今まであまり読んだことない種類のPDFファイルにたまに突き当たるときがあって面白いですね。
今日はまた別のコーヒーを買ってきたので、来週あたりに記事にできるといいなと思います。では〜。
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