【珈琲豆レポ】〈ケニア〉マガンジョ AB(もなか珈琲)

珈琲豆投稿2つめ。
2/2(土)に、同じオーケストラの珈琲通の方にいただいた豆です(ありがとうございます!)
では早速詳細を。

◆ Detail

・商品名:【ケニア】マガンジョ AB
・購入店:もなか珈琲
・原産国:ケニア
・産地:ニエリ地方ルムキア農協
・畑の標高:1,700 〜 1,800 m
・品種:SL28、SL34等
・製法:ウォッシュト
・焙煎:(おそらく)中深煎り?
・お店による説明:このマガンジョが生産されるニエリ地方は、重厚で力強いコーヒーの多いケニアの中ではわりと繊細で上品な味わいになる印象です。ケニアでは栽培される品種がほぼ決まっていて、SL28かSL34のどちらかです。そのため品種による味わいの違いが生まれることが少なく、味わいの違いは栽培環境の違いから生まれることになります。ニエリの地域特性が生み出す、強すぎない、重すぎないケニアコーヒーです。

[引用元] もなか珈琲公式HP


◆ Tasting Note

▷ 珈琲の正式なテイスティング法ではなく、普通に飲むために淹れて感じたことのメモです
▷ ハンドドリップ(フィルター:KONO 名門 MDK21)
▷ 26(10+8+8)g、3杯分
▷ WEDGWOOD 「リー」型のカップ

外観

・ふちに向けて薄くグラデーションがかる、黄色味ある濃い茶褐色。

香り

・香りは、華やかに広がるというよりは、拡散しすぎずにしっかりと核のある感じ。
・ダークチョコレート、カカオの香ばしさがとても印象深い。
・この感じ↑が「ケニアっぽい」という気がする。

味わい

・アタックはなめらか。上質な、目の細かい織物のような質感。
・コクは深く、そして鋭く、しかし決して力強すぎず、重すぎない。
・全体の中にコクの要素がうまく入り込んで、「底を形成している」という感じ。
・酸は印象としては強くない。このあたりは店主の好みもあると思う(最近の珈琲の酸っぱすぎる傾向に異を唱えておられるらしい)
・余韻には、コク・苦味が強く残る。

全体の印象

・「厚みのある」感じ。
・要素がシンプルなので、多くの食べ物とマリアージュしやすそう。
・重厚だがシンプルで、かつ上品――この3つの要素が組み合わされることはあまりない気がして、かなり興味深い体験である。

◆ Memo

プレゼントしてくださった方もおっしゃっていたし、またお店の説明にもあるとおり、ケニアという産地のイメージを覆される、そういう楽しみのある豆。

こういう「覆される愉悦」のためには、当たり前ですが、覆されるためのしっかりとしたイメージや知識を自分の中に持っていないといけない。
そう思い立ち、先日この本↓を購入。

「ケニア」の項を見るとしっかり地図が載っていて、コーヒーの産地というのはケニアという国の中でもほんの一部だということがわかる。

今回の豆の産地であるニエリ地方は、真ん中より少しだけ南西あたり。
このあたりにルムキア農協があり、人々が働いていて、今朝の一杯の珈琲になっているのだと実感する――

というのも、ナショナルジオグラフィックの本ということで、畑やそこで作業をする人々の素晴らしい写真がたくさん載っているのだ。
写真によってこんなにもリアリティがもたらされるのか、とびっくりする。

今回の豆に関連して重要そうなことをいくつかメモしておく。

・ケニアでのコーヒー栽培の歴史

コーヒー発祥の地であるエチオピアの隣国だが、ケニアでのコーヒー生産はやや遅れて始まった。

1893年 宣教師たちによって持ち込まれた
1896年 最初の収穫
※英国による植民地支配のもと大規模農園にて生産され、とれた豆はロンドンで売られていた
1933年 コーヒー条例が可決 → ケニアコーヒー局の誕生 → ケニアでも売られるように
1934年 オークション制度
1935年 格付け規定が定められ、品質向上へ
1950年代初頭 農業支援策の実施 → 農民に私的所有権 →所得の向上 (スウィナートン計画)
※これによりコーヒーの生産が英国人からケニア人の手に移り、コーヒー生産による収益増加が小規模農家の総収益の増大をもたらした
1963年 ケニア独立
※ケニアのコーヒーの調査・開発は優れていて、コーヒー生産の高等教育を受けている農家も多い

・ケニアのコーヒーの格付け

ロットのトレーサビリティーの有無に関わらず、輸出されるコーヒーにはすべて同じ格付けシステムが適用される。
等級は豆の大きさと品質で決まる。

小 ← MH/ML・T・TT・C・PB・AB・AA・E →大

大きさと品質はある程度までは関連するとみなされている。それはたいてい正しく、AAロットは上質であることが多いが、近年AAよりも複雑で高品質なABも多い。

・ニエリ地方の特徴

ケニア山麓に位置。土壌は赤土。
小規模農家で構成する農業協同組合が一般的。
2期作で、メインクロップのほうが高品質な傾向(メインクロップ:10〜12月、サブクロップ:6〜8月)


今日はこんなところでおわり!
書くことが増えてきて楽しいなあ。
ビジュアルブック、産地のこと以外にも「コーヒー総論」的な内容も豊富で、本当に買ってよかったです。

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